急性心不全治療ガイドライン(2011年改訂版)
Guidelines for Treatment of Acute Heart Failure( JCS 2011)
 
 述べてきた諸検査を救急処置室にて速やかに行うことにより,心不全の状態,緊急処置を要する原因疾患が診断可能である.上記に加えて必要な診断法には次の
ようなものがある.虚血疾患か否か診断に迷う急性心不全患者には心血管磁気共鳴(CMR:cardiac magnetic resonance)や核医学的検査によるラジオアイソトープ
検査が有力である.これらの像から急性心筋梗塞が示唆されることがある.また,大動脈解離が疑われるときには造影X線CTが必須である.
8 その他の検査
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